生理前に現れるイライラ症状の正体。

じっと座ってこの記事を読んでいる間もあなたのイライラは鎮まることはありません。何故ならあなたのホルモンバランスが崩れている為、自分だけの力ではどうすることもできないからです。本日は女性特有の悩み、PMS(月経前症候群)についてお話します。それではご説明しますので続きをご覧ください。

PMSとは?

多くの女性が苦しんでいるPMSにあなたも苦しんでいませんか?まずは、あなた自身がPMSに関する理解を深めるため基本的な症状を理解しましょう。続きをご覧ください。

定義

月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。PMSが現れる時期が必ず「月経前3~10日」とは限りません。月経周期や排卵期の周期により長い人は「10~14日前」からPMSが始まる人もいれば、3日前に少しだけ症状が出るだけの人もいます。PMSも月経と同じように、発症期間、症状には個人差があります。月経も周りの友人と比べると、月経期間、月経痛の症状も異なります。そのため、「私だけPMSの期間が友人と比べると長い気がする」と不安に思わなくても大丈夫です。

PMSで悩んでいるのはあなたで一人はない

PMSは約9割の女性が悩んでいることがわかる一方で、男性に認知は1割程度しかいません。男女間での認識の差が数字で示すことで明確に現れています。
参照 2012年小林製薬 PMS(月経前症候群)に関する男女の意識調査

  • 20代以上の女性の85.9%がPMSを経験したことがある。
  • そのうち59.5%がPMSについてストレスを感じたことがある。
  • PMSの症状は身体的なものに加え、精神的なものも多く、「イライラする」が71.2%
  • PMSが原因で仕事を休みたいと思った女性は61.8%、そのうち実際に正直に申告して休めるのが6.4%のみ

ホルモンが大きく関与

女性の体は月経周期というものがあり、卵胞期・排卵期・黄体期を経て、月経が毎月くるようになっています。PMS発症時期とされている「黄体期」には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つのホルモンが変動していることが大きく影響しています。

  • 卵胞ホルモン:女性らしさを保つホルモン
  • 排卵期には増加し、黄体期には減少する。

  • 黄体ホルモン:妊娠を助けるホルモン
  • 黄体期に激しく増加する。

セロトニンの現象

PMSの症状には、「セロトニン」という脳内の物質も影響しています。セロトニンは喜びや幸せを感じる脳内物質であり、「幸せホルモン」とも言われています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンが変動することによって、このセロトニンの量が低下してしまいます。うつ病などの精神疾患はセロトニンの分泌量との関係が強く影響しています。何故、PMSによって精神状況にまで悪影響を及ぼすかを裏付ける1つになります。

PMSの症状

PMSの症状は体と心の2つに分けることができます。あなたの症状はどれにあたるか確かめてみましょう。

体の症状

下腹部の張り・不快感、腰痛、乳房の張り、眠気増加、不眠、ニキビ・肌荒れ、頭痛、倦怠感(だるい)、疲れやすくなる、首・肩の凝り、食欲増加、食欲低下、便秘、下痢、体のむくみ、めまい、体重増加、微熱、のぼせ

心の症状

怒りっぽくなる・イライラする、自分の感情をコントロールできないように感じる、やる気が起きない・無気力、気分の落ち込み・憂鬱感、物事を面倒くさく感じる、集中力の低下、人に会いたくなくなる、他人と口論したくなる、メールの返信をしたくなくなる、涙もろくなる、不安になる、緊張しやすくなる、自信がなくなる、性欲が高まる、性欲がなくなる、弱気になる、記憶力の低下

むくみは溜め込んだ血液が原因?

 
排卵期に卵胞ホルモンのはたらきによって、赤ちゃんを育てるために必要な「子宮内膜」が厚くなります。これは妊娠し、受精卵が子宮に着床した際に赤ちゃんを守り育てるための準備です。この子宮内膜は妊娠しなかった場合は不必要であると体が判断するため血液となって体外に排出されます。 これを「月経」と言います。この「子宮内膜」を発達させるためのホルモンのはたらきが、PMSの症状として現れます。

  • 卵胞ホルモンが子宮内膜を発達させる。
  • 黄体ホルモンがその子宮内膜の厚さを維持させる。この子宮内膜は赤ちゃんを守り育てるので体の血液量は普段よりも増加します。
  • 黄体ホルモンのはたらきにより、妊娠のために体を整えようと体内の水分量をためこむ。

このように「血液」と「水分」があなたのPMSの症状を悩ませる原因となっています。血液が多くなることによって、血液循環が普段よりも悪くなり、さらに体内の水分を維持しようとすることで体内に水分が溜め込みやすくなります。そして体に「むくみ」が生じるようになるのです。

東洋医学からの視点でのPMS

昔から「東洋医学は女性の味方」と言われていますが、PMSのような多彩な症状にも東洋医学は有効です。東洋医学の古典「傷寒論」のなかにも、月経前症候群という名前こそ出てきませんが、「ふつうの状態ではない状況が、月経が始まるともとに戻る」というふうに書かれていて、施術法が記されています。このことからも、大昔からPMSが存在していて、多くの女性を悩ませてきたことが推測できます。

気・血・水の乱れ

東洋医学の考え方には「気・血・水」というものがあります。PMSは気・血・水のすべてのバランスが乱れている状態、血の異常「瘀血」、水の異常「水毒」、気の異常「気滞」「気逆」などが複合的に起こっていると考えられています。

  • 「瘀血」とは? 
  • 血液循環が滞っている状態で「頭痛・肩こり・腹部の張り感」などをもたらします。血液の流れによって瘀血が解消されることで、瘀血にまつわるさまざまな症状が緩和されると言うわけです。     

  • 「水毒」とは? 
  • 前述したように月経前は水分のため込が起こるため、身体の中で水分のアンバランスが起こっていることから「むくみ・めまい・吐き気」などが生じます。

  • 「気滞」「気逆」とは?  
  • 東洋医学では人間の身体は五臓(肝心脾肺腎)を中心に様々な気で構成されていると考えます。これらの気は身体の様々な場所でリンクしている相互の働きを持つ関係です。1つの気が乱れると身体的な症状から精神面にまで多岐にわたる影響を及ぼします。気の流れが滞る「気滞」、気が逆流する「気逆」によって「イライラ・不安感」など精神的な症状が顕著に現れます。

                                        

本当にPMSなのか?月経周期に関係する女性疾患

月経周期に伴い症状が出ていても、PMSでない病気があります。PMSと似た症状で月経周期に伴って発症する病気は主に3つあります。区別がつきにくいものもあるため、不安な場合は一度産婦人科で診察を受けてみることをおすすめします。

月経困難症

寝込んでしまうほど、月経中にお腹が痛い、下痢や吐き気など日常生活が送れないほどの不調を感じる場合。月経中の重い症状は、「月経困難症」と呼ばれるもので、PMSとは区別されます。

月経前不快気分障害

PMSの症状の中でも、心の不調が重く、自制が困難で日常生活が全く送れないほど深刻な場合は、PMDDと呼ばれる疾患です。PMDDの場合、月経前になると攻撃的、暴力的になる、あるいは重度の抑うつ感から、自殺願望や自殺行為を引き起こしてしまうことがあります。

更年期障害

45歳前後~55歳くらいの女性に見られる症状で、のぼせなどPMSと似たような症状が見られます。     
そのため、更年期障害とPMSの区別がつきにくい場合があります。生理前以外にも常に、PMSのような症状が継続的に発症する場合は更年期障害の可能性が高いので専門医に相談してみましょう。

諦めないで!PMSは改善します!

私もPMSは改善しないと思っていましたが、あなたの積極的な取り組み方次第ではほとんど日常生活に影響しないほどに改善します。PMSの改善に重要なことばかりをまとめましたのでご覧ください。

鍼灸

東洋医学では問診や腹診、脈診などをもとに、その人の体質と気・血・水のどこに問題があるかを考慮し、 その結果をもって鍼灸施術をするツボが処方されます。                        鍼灸施術は一剤にいくつもの症状に効くこともあるため、PMSのような多彩な症状が一度に出るような病気には向いています。また、特に症状が顕著な場合はその症状に対して西洋薬や漢方薬を用いるというように、併用して施術することも可能です。鍼灸の診察では、独自の「四診」と呼ばれる方法がとられます。施術者は一見、ご自身の症状とはあまり関係ないように思われることを問診で尋ねたり、お腹や舌、脈を診たりすることがありますが、これも病気の原因を探るために必要な診察です。

マッサージ

腰の重怠さや肩の凝りを感じたら施術院でマッサージを受けることをオススメします。また、むくみなどが気になる場合はアロママッサージなどを受けるとむくみと同時に精神的にリラックスも得ることが出来ます。しかし、どちらも対処療法であるので根本的な解決を希望されている方はこれらの方法は該当しないでしょう。

市販の薬

お薬を希望されている方はすぐに病院に行くのも大切ですがご自身で出来ることから始めてみてはいかがでしょうか?市販のお薬で解決することができれば時間も費用もかけることなく効率よく改善できます。

専門医への受診

鍼灸やマッサージなどの施術を受ける際は、専門医に受診しながら受けると間違いないでしょう。各施術を受けたけども自分に合っていないと感じている場合も専門医に相談してみてはいかがでしょうか?

食事

  • 緩やかに血糖値を上げましょう!
  • 血糖値が下がると食欲が極度に増し、イライラする症状が悪化することがあります。しかし、血糖値を急激に上げてしまうと上昇後に急降下して再びイライラが襲ってくる悪循環に陥ります。
    チョコレートや砂糖は控え、玄米や雑穀米などの糖質を積極的に摂りましょう。

  • 刺激物を避ける
  • カフェインなどを含む刺激物を避けることで神経の興奮を鎮め、リラックスさせましょう。豆乳・豆腐、カツオ・レバー、ブロッコリーなどを接欲的に摂りましょう。

  • 塩分やアルコールは控える
  • 塩分・アルコールはむくみを助長しますので控えて頂き、木の実や乾燥豆といったビタミンEを含む食べ物を積極的に摂って利尿作用を促しましょう。

運動

軽い運動は血圧を安定させ、自律神経の働きや精神面にとてもいい影響をもたらします。ストレッチ・ヨガ・散歩などを行うことで身体の循環も良くなり、心が安定します。

まとめ

  1. PMSはほぼ、全ての女性共通の悩み
  2. 症状には個人差があって数百種の症状がある。
  3. 溜め込んだ血液・水分が不調をきたす。
  4. 東洋医学では「気・血・水」の3つの異常からPMSの症状は現れると考える。
  5. 本当にPMSかどうかは見極めないといけない。
  6. 自分でできることから取り組んで諦めずに克服しよう!

福島区で整体、整骨院は「ふくしま駅前整骨院」

この記事の筆者
庄本 泰崇(しょうもと やすたか)
福島区の整骨院、「ふくしま駅前整骨院」の施術者。
柔道整復師と鍼灸師の資格を持ち、信念を持って施術を行っています。

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